連珠とは

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連珠とは、五目並べを進化・発展させたものです。

”五目並べ”なら知っている人は多いのではないでしょうか。盤上に石を交互に並べていき、先に5つの石を一直線に並べた方が勝ちという遊びです。盤や石がなくても、紙と鉛筆さえあれば、いつでも何処でも楽しむことができます。

誰でも手軽に楽しめる五目並べですが、いろいろなルールが混在しています。また、その多くのルールは、先手が非常に有利なものとなっています。何度か五目並べをしていると、先手が有利ということに気づいてくる人もいるのではないでしょうか。五目並べは勝ち負けのゲームですので、有利/不利があるということがわかれば、楽しさが半減してしまいます。

そこで考案されたのが”連珠”です。連珠は、先手の三三・四四・長連を禁じ手にし、趣向を凝らした対局規定を定めることによって、先手/後手の力関係を均衡にし、互角の状態での勝負ができるように工夫されているのです。

連珠は、囲碁や将棋にくらべてマイナーな知的競技ですが、勝負のせめぎ合いに深みがあることから、根強い愛好家が存在しています。ルールが簡単で入り込み易く、面白いので、”連珠”を知る人が増えれば、競技人口は拡がっていくでしょう。”連珠”を知らない人は多いんです。

連珠は日本で発祥した競技ですが、日本のみならず、東アジアや旧ソビエト圏、北欧などを中心とした海外でも楽しまれています。日本国内より、 世界の“RENJU”としての方が知られているかもしれません。連珠は、”日本人が知らない日本文化”の、ひとつなのかもしれませんね。